

タケミナカタ≪その二≫ なぜ、タケミナカタだけが戦い、そして敗れたにもかかわらず殺されなかったのか? この点を考えるヒントとして「大国主の子供として書いているにもかかわらず、大国主の系譜には書かれていない」ところに注目し … 続きを読む →
スセリヒメ≪その五≫ 琴の音で目覚めたスサノヲですが、あちこちに結びつけられた髪の毛をほどくのに手間取っている間に、二人はどんどん逃げて行きます。 黄泉比良坂(よもつひらさか)まで追いかけますが、二人との距離を縮めること … 続きを読む →
八上比売(やがみひめ) 古事記では、因幡の白兎に登場する姫ですが、姫というからにはその父親が有力者だったはずです。因幡地方を調べたところ、彼女の父親の地と伝えられる「安蔵(あぞう)谷」という地域がありました。ヤガミ姫は、 … 続きを読む →
ヤガミ姫が、因幡に帰って後結婚をしたという話が伝えられていません。 その上因幡地方では、女性であるにもかかわらずヤガミ姫を統率者であったように扱っています。 更に彼女を祀る売沼(めぬま)神社の千木は、上が尖った男神をあら … 続きを読む →
ヤガミ姫の記述は、実に簡単にすませています。 「先の約束通り結婚し出雲へ呼び寄せた。だが彼女は、正妻であるスセリ姫を畏(おそ)れ、生んだ子供を木の股に挟んで里へ帰ってしまった。これによりその子を木股神(きのまたのかみ)と … 続きを読む →
スサノヲは、従順に言われたことをするオオナムチを「なかなか可愛い奴ではないか」と思いながらまどろみます。 ところがどっこいオオナムチはそれほど甘くはありません。 眠ったスサノヲの髪の毛を天井の垂木(たるき)に結わえ付けた … 続きを読む →
因幡の話が終わると「八十神(やそがみ)の迫害」になります。 これはヤガミ姫が、結婚相手を八十神の中からではなく、オオナムチ(後の大国主)を選んだことが原因です。 八十神達は、対象外と考えていたオオナムチが選ばれたことに、 … 続きを読む →
ヤガミ姫の父親の名は「アゾウ」と伝えられています。 現在の鳥取市用瀬(もちがせ)町に、「安蔵(あぞう)」という地があります。その地名は、ヤガミ姫の父親の名から付けられたと町誌に記されています。 古事記に紹介されている時代 … 続きを読む →
大国主の兄弟達つまり出雲部族の若者達が、稲羽(いなば・因幡)のヤガミ姫との結婚を望んで稲羽に出かけたのです。 その時オオナムチ(後の大国主)は、荷物持ちとして連れて行かれました。 出雲の若者達がヤガミ姫との結婚を望んだの … 続きを読む →