月別アーカイブ: 2011年6月

オオクニヌシ「因幡の白兎」【5】

因幡の白兎の物語は、ワニをだまして皮を剥がれた兎を、更に苦しめた兄弟達と助けたオオナムチの構図になっています。 しかし古事記の著者が目指したのは、溢れるエネルギーを見境なく発散させた若者達と自制心を持って行動したオオナム … 続きを読む →

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オオクニヌシ「因幡の白兎」【4】

ヤガミ姫の父親の名は「アゾウ」と伝えられています。 現在の鳥取市用瀬(もちがせ)町に、「安蔵(あぞう)」という地があります。その地名は、ヤガミ姫の父親の名から付けられたと町誌に記されています。 古事記に紹介されている時代 … 続きを読む →

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オオクニヌシ「因幡の白兎」【3】

大国主の兄弟達つまり出雲部族の若者達が、稲羽(いなば・因幡)のヤガミ姫との結婚を望んで稲羽に出かけたのです。 その時オオナムチ(後の大国主)は、荷物持ちとして連れて行かれました。 出雲の若者達がヤガミ姫との結婚を望んだの … 続きを読む →

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オオクニヌシ「因幡の白兎」【2】

物語は、「大国主には沢山の兄弟がいたが、全員この国を大国主に譲った。さてその訳は」という形で始まります。 私はここで言う兄弟を、現代社会の血を分けた兄弟ではなく、地域あるいは部族の若者と解釈しています。 今は町内の子供達 … 続きを読む →

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オオクニヌシ「因幡の白兎」【1】

古事記は、スサノヲのお話が終わりますと大国主の物語になります。 しかしその前に、スサノヲの神裔(しんえい=系譜)の紹介で、スサノヲと大国主のつながりを書いています。 そこでは大国主をスサノヲの6世の孫としています。 つま … 続きを読む →

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スサノヲは本当に悪か?【4】

もうひとつスサノヲの乱暴ぶりが紹介されています。これは高天原からの追放が決まってから付け足しのように書かれているのですが、オホゲツ姫殺害です。 スサノヲはオホゲツ姫に食べ物をもらいにゆきます。彼女は身体から食べ物をつくり … 続きを読む →

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スサノヲは本当に悪か?【3】

スサノヲとアマテラスの誓約(うけひ)で生まれた三人の娘と五人の息子ですが、私は、三人の娘はスサノヲとアマテラスの間の娘で、五人の男の子の父親はそれぞれの名前から、アメノオシホミミ・アメノホヒはA、アマツヒコネ・イクツヒコ … 続きを読む →

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スサノヲは本当に悪か?【2】

勘当が決まったスサノヲはすっきりしたのでしょう、アマテラスの所に別れの挨拶に出かけます。 スサノヲとしては、うるさいオヤジから離れられるのですからルンルンです。大はしゃぎで行くのはもっともなことです。 ところがそれを「国 … 続きを読む →

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スサノヲは本当に悪か?【1】

古事記のスサノヲに関する記述は、細かいところは省いていますが、おおむね前回までにご紹介した内容で終わりです。 一般的に、スサノヲは荒々しい神とか手のつけられない乱暴者とされていますが、古事記を読む限りでは「たいしたことは … 続きを読む →

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