月別アーカイブ: 2011年3月

アマテラスとスサノヲ【5】

宴たけなわとなった頃、アメノウズメが舞台代わりの伏せた桶の上で恍惚の踊りを始めます。 古事記には「胸乳(むなち)をかき出で、裳緒(もひも)を女陰(ほと)におし垂れき」と書いてあります。現代風に書けば「乳房をあらわにしなが … 続きを読む →

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アマテラスとスサノヲ【4】

古事記のすごい所は、五感に訴えかける表現です。 神の騒ぐ声を「蠅」の羽音で表しています。今はほとんど見かけることはありませんが、沢山の蠅が飛び回っている時の羽音は何とも嫌なものです。 「うるさい」を漢字では「五月蠅い」と … 続きを読む →

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アマテラスとスサノヲ【3】

これに気をよくしたスサノヲは、はしゃぎ回ります。 何をやっても度を超すのですが、アマテラスは彼を庇います。 しかし、やんちゃはどんどんエスカレートし、ついには生き馬の皮を剥ぎ取って、アマテラスの機織り小屋へ放り込みます。 … 続きを読む →

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アマテラスとスサノヲ【2】

ここでは互いの持ち物から、「女性」が生まれた方が勝ちという設定です。 まずアマテラスが、スサノヲの剣を三つに折ってかみ砕き、吹き出します。 するとタギリ姫・イチキシマ姫・タキツ姫が生まれます。 (注)古事記は、最初に生ま … 続きを読む →

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アマテラスとスサノヲ【1】

勘当されたスサノヲは、アマテラスの所へ別れの挨拶に向かいます。 その時、しおらしく行けばよかったのですが、天地がひっくり返るほどの大騒ぎをしながら向かったようです。 これを聞いたアマテラスは「私の国を乗っ取りに来るのか? … 続きを読む →

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禊祓(みそぎはらえ)【7】

さて、みそぎはらへ禊祓(みそぎはらえ)の場所がどこであったかは別として、イザナギは三貴子に役目を与えます。アマテラスには高天原、ツクヨミには夜の世界、スサノヲには海の管理を任せたのです。 夜があって昼がないのですが、どう … 続きを読む →

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禊祓(みそぎはらえ)【6】

実は、禊祓(みそぎはらえ)の場所として「竺紫」→「千酌」にこだわるには訳があります。 ひとつは先にも説明しましたが、黄泉比良坂(よもつひらさか)と竺紫が離れすぎている点です。 黄泉比良坂と千酌の距離は、直線距離で16km … 続きを読む →

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禊祓(みそぎはらえ)【5】

もう一つの考えは、意図的な改ざんです。 古事記の編纂は国家事業ですから、国家に都合よく書かれているのは当然です。神話の部分は、国譲りで山陰地方を舞台とする記述を終え、九州を舞台とする記述で終わらせています。 結びが九州地 … 続きを読む →

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禊祓(みそぎはらえ)【4】

でも語尾の「シ」と「ミ」は明らかに違います。 そこで二つの考えが浮かびました。 ひとつは、伝える側が「ツク」は明確に発音したが、語尾の「ミ=mi」は、はっきりと発音しなかった。この場合、mの部分は曖昧でiは明確に聞こえま … 続きを読む →

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