イザナギが現世に現れたのは黄泉比良坂(よもつひらさか)ですから、島根県東出雲(ひがしいずも)町揖屋(いや)です。
そこから九州まで、直線でも200kmはあります。1日40km歩いたとしても、5日はかかりますよ。
イザナギは、死の国の穢れを身につけたまま5日以上の旅をしたのでしょうか?いくら神様でも、おかしいとは思いませんか。私はどう考えても納得できません。
色々考えていて、ふと思い出したのが「古事記は言葉を文字にした」ことでした。言葉の音を、それに相応しい漢字で表しているのです。
そこで出雲風土記の中に、「ツクシ」あるいは「チクシ」と発音する地名がないかと捜しました。
…つづく