もしも古事記の神々が人間だったら・・・【32】

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タケミナカタ≪その四・完結編≫

タケミナカタ

スサノヲの資質を受け継いだタケミナカタは、出雲再興のため、母スセリ姫の指示に従い東の果て諏訪の地へ退いたのではないかと思います。

他方高天原勢力は、アマテラスの血筋であるコトシロヌシは生かすがスサノヲの血を引くタケミナカタは始末したかったはずです。
でもそれを実行すれば、スサノヲの決断力と行動力を受け継ぐスセリ姫が立ち上がります。
ならばスセリ姫も殺せばいいようなものですが、そうなればスサノヲを信奉する部族が反高天原で一斉蜂起したでしょう。

当時の高天原勢力に、それを制する力はなかったと考えます。
あれば実行していたはずなのに、していないからです。

タケミナカタもこのバランスオブパワーの関係を熟知しており、「出雲再興の日」のために、諏訪地方の部族を出雲と同じ馬を駆使した戦闘集団に仕立て上げようとしたのではないでしょうか。

この流れによるのでしょうか、諏訪地方には他の地方には見られない自立意識の強い騎馬部族集団が生まれています。
16世紀になってこれらの部族を臨機応変に統率したのが武田信玄で、当時世界最強と言われた武田騎馬軍団につながったのであろうと考えます。

信玄は西を目指していました。一般的には京都と考えられています。
でも私は、信玄はタケミナカタの遺志を実現しようと出雲を目指していたのではないかと考えています。
その理由として、京都ならもっと早く行けたのに実行していないことがあります。
さらには結果としての最後の遠征ですが、京都が目的地にしては準備・態勢が重厚過ぎるように思えるのです。

信玄は、京都を手中にした後、出雲に都を再建しようと考えていたのかもしれません。
タケミナカタとは、信玄を虜にしてしまう程の勇者だったのではないでしょうか。

―タケミナカタ編 完―

連載はまだまだ・・・つづく

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