ヤマタノオロチ【1】

その場所が鳥上・鳥髪(とりかみ)の峰です。

古事記おじさんのブログ-船通山(登山口)
船通山登山口

これは今は船通山(せんつうざん)という名前になっていますが、山頂が鳥取県と島根県の県境になっています。ですから鳥取県(日野郡日南町上萩山)と島根県(仁多郡奥出雲町竹崎)の地名があり、双方に登山道があります。

古代この山は「とりかみ」と呼ばれていて、文字が伝わってから鳥上・鳥髪の字が当てられたはずです。この山はあの辺りでは一番高い山で、「鳥が飛ぶ高さより高い山」つまり一番高い山と考えられていたのではないでしょうか。

実際には少し離れたところにもっと高い山がありました。
それは「大山=だいせん」という山なのですが、当時の人達の目には「とりかみ」の方が「大山」より高く見えたようです。

これは主たる人々が住む地が「大山」より遙か西、「とりかみ」に近いところに集中していたことを意味すると考えられます。

その後彼らの居住地域が広がり、「大山」の方が高いことに気付いたことからオオクニヌシの「国見=くにみ」は最高峰の「大山」ということになったのではないでしょうか。

・・・つづく

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