【資料No.1「古代の海岸線手書きの図」】
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これは「フラッドマップ」により、現在の海面を7m上昇させた地図の海岸線を手書きしたものです。
地図のまま掲載すればリアルなのですが、勝手に使用できませんので手書きにしました。資料N0.2「国引き神話の図」と比較してみてください。
海面は長い歴史の中で上下を繰り返しています。
7~8000年ほど前の海面は、今より170m低く、「隠岐島は陸続きで、朝鮮半島へも歩いて行けた」と鳥取大学地質学の先生からお聞きしました。
その後海面が上昇したのですが、約6000年前に最も高くなったと言われています。
縄文時代のことですから縄文海進と言われています。その高さについては地域によってずいぶん差があります。現在の内陸部にある貝塚から推測しているようです。
この図の海岸線は、古事記神話の時代を想定しています。
ならば「神話の時代=縄文海進の頃」となるのですが、日本書紀によれば神武天皇の即位は紀元前660年で、5000年強もずれています。
各地に残る神話に関係する伝承とこの図の海岸線はほぼ一致していますから、日本海の縄文海進による海面の高さは10mを越えていたのかも知れません。
フラッドマップを活用して、皆さんの住む地の海面の変化をご覧下さい。
古事記おじさんの秘蔵資料室
■【秘蔵資料室】資料No.1「古代の海岸線手書きの図」
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■【秘蔵資料室】資料No.2「出雲国風土記・国引き神話の図」
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■【秘蔵資料室】資料No.3「歴代天皇一覧表」
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