古事記に登場する神々の謎【6】

前回までで別格の神様を紹介し、登場理由を説明しました。
しかしよく分からないと思います。

そこで、宗教界の方には大変申し訳ないのですが、敢えて今の若い人達にも理解できるような表現をします。

無理矢理に今の会社組織で表現すれば、
(1)天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
(2)高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
(3)神産巣日神(かむむすひのかみ)
が社長・副社長クラスの代表権を持った取締役。

(4)宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
(5)天之常立神(あめのとこたちのかみ)
が専務クラスの取締役。

つまり「別天つ神(ことあまつかみ)」までが昔ながらの重役と考えれば分かり易いと思います。

そして、「神代七代」の神々をヒラの取締役とお考え下さい。
その末席が伊邪那岐神(いざなきのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)ということになります。

ある日、役員会で末席取締役の伊邪那岐神・伊邪那美神が、国生みと神生みを命じられます。

国土ができたあとで、自然界のありとあらゆる神を生む訳ですが、その全てを取り上げると大変ですから、後々に色々と関わってくる神をピックアップして検討してみましょう。

…つづく

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