活断層の分布と古人(いにしえびと)の知恵【8】

古事記神話は、日本民族存続を願う古人(いにしえびと)のメッセージ

天武期以外にも、天体・気象が記されている天皇期はあります。
しかしそれはごくわずかで、天武期だけが突出しています。
たまたま2012年が古事記が完成してから1300年目、8年後の2020年が日本書紀の1300年目のきりのいい年だったのですが、丁度その時期に日本列島が巨大地震に見舞われ、更に大きな地震が来るかもしれないと身構え始めたのは、単なる偶然なのでしょうか。

私は、昨今の異常気象や地震の頻発が天武期に似ているような気がしてなりません。
ポイントはオーロラ現象かもしれません。
日本でオーロラが観測されるということは、地球の磁場を狂わせるような何かが天体や地球内部で起こっていることを意味している可能性があるからです。
地球内部の変化とはマグマや地殻の変動でしょうから、南海トラフが動く可能性も想定しなければなりません。
今年、政府が巨大地震による最大被害220兆円などと公表したのは、3.11を経験したからということでしょうが、はたしてそれだけでしょうか。

私は皆さんの恐怖心を煽ろうとしているのではありません。
編纂から1300年ということで古事記に光が当てられ始めたいま、「温故知新」として先人が残した記録に接すべきと考えるだけです。
古事記は、古人(いにしえびと)が子孫に残した『警鐘の書』でもあると思えてならないのです。

———活断層の分布と古人(いにしえびと)の知恵 (完)

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