オオクニヌシ「八十神の迫害」【1】

因幡の話が終わると「八十神(やそがみ)の迫害」になります。
これはヤガミ姫が、結婚相手を八十神の中からではなく、オオナムチ(後の大国主)を選んだことが原因です。

八十神達は、対象外と考えていたオオナムチが選ばれたことに、驚きを越えて怒りを抱いたのです。

古事記はここで、八十神達を短絡的で深慮できない粗暴な若者として描き、医学の知識まで持つ知的で穏やかなオオナムチとの差異を際立たせています。

八十神達はオオナムチを暗殺するのですが、その場所を「伯耆(ほうき)の手間(てま)という所の山の麓」と明記しています。

八十神達は「住民を困らせる赤い猪を退治しよう」と持ちかけ、「我々が追い出すから、お前は下で捕まえろ。逃がしたらお前を殺すぞ」と命じ、真っ赤に焼いた岩を山の上から転がし落とします。
下で待ち受けていたオオナムチはその岩を体で受け止め、火傷で死んだと記されています。

実際にこのようなことをすれば、体の前面に火傷を負ったうえに岩に押しつぶされて骨折や内臓破裂ということになるでしょう。
死なないまでも瀕死の重傷です。

…つづく

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オオクニヌシ「八十神の迫害」【1】 への2件のフィードバック

  1. 和平 明憲 のコメント:

    今日は!(^∇^)
    因幡の白兎は小学生の頃、読んだと思いますが、その前後の事は書かれていなかったのか覚えていないです。
    兎牧場、どんな牧場になるか楽しみですね。o(^▽^)o
    新しく始まった「八十神の迫害」も楽しみにしています。
    ではでは!

  2. 古事記おじさん のコメント:

    >和平 明憲さん
    コメントありがとうございます。
    兎牧場、本当にできるのでしょうか…
    次回も楽しみにしていて下さい。

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